以前、こちらのブログでも触れましたが、Google Play MusicからYoutube Musicに移行してしばらく経ちました。
とはいえ、もはや自分はSpotifyをメインに使っているので正直Youtube Musicは殆ど使っていませんでした。ただ、ついこの間、やっと自分がアップロードした曲が追加した順でソートできるようになりました。
ついにYoutubeMusicのUploadsがRecently addedでソートできるようになったぞ!! pic.twitter.com/FjFSZnbvr8
— kazasiki (@kazasiki) 2020年10月29日
「これで少しは使えるようになったのでわ?」と少しの期間だけ使い込んでみました。そして気づきました。ブラウザのYoutube Musicで聴くとやたら音質が悪い。
Youtube Musicの音質は悪い
以下にGoogle Play MusicとYoutube Musicの音質(bitrate)をまとめます。単位はkbpsです。
Google Play Music 無料 | Youtube Music 無料 | Youtube Music プレミアム | |
---|---|---|---|
ストリーミング | 320 | 128 | 256 |
ダウンロード | 320 | 256 | 256 |
まず、そもそもGoogle Play MusicからYoutube Musicに移行したときになんらかの圧縮をされていることになります。 また、Youtube Musicは無料アカウントだとストリーミング音質がNormalまでしか選べません。なので128kbpsに制限されます。
もっといえば、(動画サイトの)Youtubeの音声の推奨bitrateは384kbpsなので、Youtubeの音源ですら圧縮されているということになります。Youtubeにアップロードされた音源(および動画)を最もよい音質で聞こうとした場合、一番良い手段はYoutubeです。Youtube Musicではありません。
個人的にはGoogle Play Musicの320kbpsとYoutube Musicの256kbpsには大した違いは感じません。Google Play Musicで無料だったストリーミングの320kpbsが(しれっと)プレミアム機能になったのは悲しい気持ちがありますが、サーバもタダではないので仕方ないでしょう。
一応Youtube Musicの公式の見解っぽいものを見つけたのでリンクを張っておきます
ざっくりまとめると
- 音質とデータ量のバランスをとる為にこのようにしている。
- ストリーミング音質に関しては意図的に高音質を有料機能にしている。
- 320kbps→256kbpsとbitrateを下げているが音質は同等である。
- 256kpbsより大きなbitrateを提供する予定はない。
どうしたらよいか
Google Play MusicからYoutube Musicに移行した人を前提にすると、スマホなどでダウンロードして聴くのがメインならプレミアムを契約する必要はありません。ただ、PCなどでストリーミング再生を頻繁に行っていてかつ、音質が気になるならプレミアムに登録してみるのをオススメします。
また、Youtubeにある音源(MVとか歌ってみたとか)を聞きたい場合、Youtubeで聴くほうがYoutube Musicより音質が良いことは理解しておきましょう。無料アカウントなら尚更です。基本的にはYoutubeで聞いてもレコメンドに出る動画や自動生成のプレイリスト(Mix)の質はいいので、Youtube Musicの必要性は感じません。
もちろん音質云々の話を除いても、Youtube Music プレミアムにはある程度メリットがあります。Youtubeの音源をスマホでダウンロードできますし、広告ブロックを使わなくても広告を見ずに済みますし、(Spotifyと比較して充実しているかどうかは謎だが)好きに聞ける楽曲もそれなりに多いです。とりあえず私は1ヶ月ほどYoutube Musicを試してみています。