kazasiki's blog

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AmazonがFire HD 10の2021年モデルを発表しました

AmazonのFire HD 10の新しいモデルが発表されました。細かいスペックは、以下のようなニュース記事や公式サイトなどを見ていただければと思います。

jp.techcrunch.com

簡単にAndroidタブレット界隈のFire HD 10タブレットの立ち位置を書いていこうと思います。

まずは新モデルに関わらないFire HD 10の伝統的な特徴をいくつか挙げます。

1つ目の特徴はディスプレイが16:9のFullHDであることです。Fire HD 10は主な使用用途としてAmazon Prime VideoやNetfilxを見ることが想定されていて、画面の比率がそれに最適化されています。タブレット端末の画面比率についてはiPadがそうであるように16:9ではなく4:3に近い比率のものが多いです。16:9であればHDやFullHDの動画を見るときにほとんど上下の黒帯が出ません。逆にそうでないiPadなどのタブレットでは動画を見るときに上下の黒帯が発生するのが定番です。

2つ目の特徴はFire OSというAmazonがカスタムしたAndroidを搭載していることです。基本的にはAndroidなんですが、通常のAndroid端末のようなGoogle系のサービスが入っておらず、Google Playも入ってないので基本的にアプリはAmazon AppStoreで落とすことになります。好きなアプリが取り扱われてるのか確認する必要はありますが、Amazon AppStoreになくてもApk Pureを入れればダウンロードすること自体はできます。ただ、Apk Pureから課金するのは難しいのでよく調べてから購入するのが良いと思います。

あと、細かい所として、自分が使ってる2017年モデルは液晶もスピーカーも質がよく、動画鑑賞にも音楽鑑賞にも十分耐えます。Amazonがメディア消費端末として発売してるだけあります。

2021年モデルのスペックについてですが、CPUはオクタコアで、無印はメモリ3GB、上位機種のPlusは4GBなので順当なスペックアップと見ていいでしょう。一個前の2019年モデルがメモリ2GBでかなりショボかったのでやっと現代的なスペックになったな、という感じです。CPUの細かい数値はベンチマークなどを見る必要がありますが、そこまでヘビーに使用する端末ではないと思うので神経質に見るようなものではないと思います。

2021年モデルからはメディア消費以上のこと(例えば仕事とか)に使うことを想定しているのか、Microsoft 365とのバンドルや純正キーボード付きカバーも一緒に発売されています。自分はそういう用途で使うつもりはないのであんまり気にしてませんが、このあたりを見据えてメモリを増強した部分はあるでしょう。特にオフィス系のアプリはメモリが十分にないと動かない場面もあるでしょう。

個人的に嬉しいのはイヤホン端子が消えなかったことです。最近のタブレット端末はイヤホン端子をなくしがちですが、自分はまだ有線イヤホンを使ってるので残ってくれて助かりました。

総じて言えば順当なアップデートで、前世代を持っている人は買い替えを検討できる製品だと思います。タブレット端末を1つも持ってないという人も、これ機に1つ買ってみてはいかがでしょうか。なんと言っても安いですし。逆に言うと、すでに十分なスペックのAndroidタブレットを持っている人はわざわざ購入することはないモデルだと思います。