kazasiki's blog

プログラミングとかVRゲームとか

2021年春アニメ 雑感

GWも終わって5月になりました。そろそろ今季のアニメの印象も固まって来たので、ここらで雑感を語っておこうと思います。見た(見てる)ものについて、簡単に寸評を述べていきます。作品自体の紹介はしません。

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蜘蛛ですが、なにか?」は前期(2021年冬アニメ)からの引き続きです。漫画も一通りWebで読んでます。異世界モノには珍しくちゃんとサバイバルしたり命を狙われたりしてるのが良い。お話として人間組と蜘蛛子の間を行ったり来たりしていてるのですが、アニメは人間組の話に尺が長めに使われていて、そこで評価が別れてそうです。漫画版は逆に蜘蛛子の話だけをずっとやっていますね。個人的には人間組の話はあんまり面白くないので、蜘蛛子の話をさっさと進めてほしいです。

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「戦闘員、派遣します」は原作が「このすば」の人なので見てます。だいたい同じノリで、頼りなくて性格の悪い主人公と、能力にも正確にも一癖あるヒロインたちとの掛け合いを楽しむアニメです。あまりにも同じ感じのノリが続くので飽きたら切ろうと思ってますが、今のところは面白おかしく見てます。同じ原作者の「けものみち」も好きなので、この作者と自分は相性がいいんだと思います。主人公が物語の主人公らしくない感じが好きです。

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聖女の魔力は万能です」は内容的には女性向けっぽいですが面白いので見てます。主人公の喪女っぽい感じが好きです。異世界モノとして括ってしまうこともできますが、女性主人公がイケメンに囲まれてると、どうしても「ふしぎ遊戯」を思い出してしまいますね。タイトルの通り、主人公の万能さでいろんなことがトントン拍子に進んでいきます。物語としての最終目標みたいなのはないので作者の気の済むまで書いてくれって感じですね。

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「オッドタクシー」は全然前情報がなかったですし、普段はあんまり見ない雰囲気なのですが、試しに見てみてます。キャラクターが微妙に可愛くなかったり、全体的に展開が急だったりするのが気になってますが、社会の闇みたいな暗い部分を前面に押し出しつつ、ちゃんと群像劇が成り立ってるのが良いですね。漫才やコントっぽい台詞回しが特徴的で、シナリオの内容ほど雰囲気が暗くなってないのも良いです。

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「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」は小説を読んで面白かったので見てます。こちらも異世界ものですが、明確な目的があるわけでもなくサクセスストーリーでもないという点で、なかなか珍しい作品です。初っ端からレベルMAXですし、主人公の目的はただただスローライフを送ることです。「このすば」が主にギャグに軸足を起きつつなんだかんだ世界を救ってたりすることや、異世界モノとしてそこを完全に捨て去るのはなかなか難しいのだと思います。その点、「スライム倒して300年~」は本当に少女たちが集まってのんびり生活してるだけで、やってることは「ごちうさ」などの日常系と殆ど変わりません。日常系は作者のキャラやギャグを描くセンスにかなり依存しますが、この作品は概ね上手くやっているように見えます。

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「シャドーハウス」は設定の特殊さに惹かれて見てみたんですが、あんまりおもしろくありませんでした。4話で切るつもりです。設定や世界観が特殊なのはいいんですが、それを少しづつ明かしていくことに物語が終止していて、キャラの掛け合いなどが少ないもしくは魅力的になってません。「となりの吸血鬼さん」のような作品を想像してると肩透かしをくらいます。「まちカドまぞく」なんかはコミカルなやりとりと少しずつ物語が核心に迫っていく感じが両立していて面白かったのですが、「シャドーハウス」はもっとシリアスな展開に終止する作品です。