スペックは調べてください。世の中にたくさんレビュー記事があるので、この記事では触れません。
Quest2は買う?
筆者はValve Indexを既に持っていますので、微妙なところですね。ワイヤレスであることと解像度の高さには惹かれますが、逆に言えばそれくらいです。
眼鏡の人向けのレンズアタッチメント自体はすでに購入可能なようです。
Quest 2 Prescription Lens Adapters
— Widmo Vr (@WIDMOvr) 2020年9月18日
now available: https://t.co/UsuMbOmSKx
Please read the brief message below, if you already have our Quest 1 adapters. pic.twitter.com/JOgZNHJj62
唯一あるとしたらQuest専売のソフトに良さそうなのが出たら買うかもしれません。例えば、GhostGiantはPSVRかQuestでしか遊べないので、そういうのが増えてくると買うと思います。PSVRのMoveコントローラを買うくらいならQuestを買いますね。
ちなみにQuest専売ではなくOculus専売のソフトであれば、Reviveでも遊べるので一旦問題ありません。価格が下がったので人には随分と勧めやすくなりました。
Oculus Linkについて
実際の安定性や使用感については詳細なレポートを待つ必要がありますが、ベータが外れたこと自体は喜ばしいことです。Questが普及することで、OculusStoreの一強状態に近づいてしまうリスクもあったのですが、これでSteamやViveportと共存する可能性がより強くなりました。
Steamに比べるとOculusStoreにあるレビューやコミュニティ周りの機能はかなり劣っているので、OculusStoreが強くなりすぎるのは現状は好ましくない流れだと思います。
PCVRのほうがより多くのソフトが遊べるのはこの先も暫く変わらないと思います。Questを買ってVRの楽しさを知って、その後により楽しむためにPCVRを始めるというパターンが増えると良いですね。
Rift Sの販売終了について
今回の発表の中で一番ビックリしたポイントでした。SteamVRのハードウェア調査を見る限りは未だにシェアは大きいので、それを切ってしまって良いのか?と。FacebookとしてはQuest + Linkが代わりになる想定なのでしょう。PCVR自体を見限ったということではないので、製造ラインを維持するコストなどを考えた一つの判断だと思います。
スタンドアロンはワイヤレスやPCが不要だというメリットはあるものの、処理機構をHMDに収めるという部分については自分はあんまり良い形だと思ってません。排熱やバッテリーの問題が発生しやすく、性能が制限されやすいからです。現状のVRは画質やフレームレートについてはまだまだ課題が残っている状態なので、そこに制限が生まれやすいアーキテクチャが主流になるのはまだ早い、という思いは正直あります。
例えば、PSVRはHMDと処理機構は別ですが、PCは必要ありません。PCが必要という部分がVR普及のボトルネックになるのであれば、PSVRのような構成のほうが未来があるように感じます。とはいえ、スタンドアローンのほうがユーザにとって扱いやすいのは間違いないので、この辺は今後も各社がいろいろ試行錯誤していくでしょう。
Facebookアカウントが必須になったことについて
騒がれてはいるものの、ほとんど影響はないと思います。Quest2を買おうとするエントリーユーザがFacebookを避けるためにだけに別のHMDを買うのはちょっと想像できません。少なくとも日本国内においては、そういったユーザは個人情報の扱いなどをあまり気にしないものです。
家電量販店で売られることについて
「VRは機械オタクだけが持ってるもの」という印象を消すのに役に立つのかというとそうでもないと思います。すでにPSVRは家電量販店に置かれているわけですし、CMなども出しています。もちろん家電量販店に置かないよりはOculus Quest2を買いやすくなるとは思いますが、VRそのもののイメージを変えるとはならないと思います。
以上です。