先日、こんなツイートが話題になってるのを見かけて、みんなそんなにごろ寝状態で使えるマウスを求めてるのかなと思いました。
弊社ではあまりないケースで驚いています。
— エレコム(公式) (@elecom_pr) 2024年5月10日
販売終了した、ごろ寝生活に最高なハンディトラックボール、なんと型番などそのままパッケージがシンプルになって
_人人人人_
> 復活 <
 ̄Y^Y^Y^Y^ ̄
来週には弊社倉庫に入庫予定です。 pic.twitter.com/7EC7vSjHzM
自分の場合はごろ寝というよりは40インチの大画面にWindowsを映して使っていて離れた場所で操作することもあるという感じですが、こういう操作デバイスが必要になるのはとてもよくわかります。
自分はそういうときはSteam Controllerを使っているので今回はその使い勝手などを説明します。とはいえ正直既に販売終了してる商品で中古でしか手に入らないので、そういうのもあるのか~くらいの気持ちで読んでいただければと思います。
Steam Controller とは
知らない人のために説明すると、Steam ControllerはSteamが発売したPCゲーム用のコントローラです。もともとはソファに座ってキーボードやマウスを使わずにゲームを遊ぶためのものなのですが、PCを操作することも想定して設計されていて、Windowsの基本的な操作もこのコントローラだけで行えます。
見た目はこんな感じです。
全体的な形は普通のコントローラっぽいですが、左右に大きなトラックパッドがあるのが特徴で、ABXYボタンやスティックは下の方に配置されてます。画像では見えませんが、上部にあるLRボタンなどは普通のコントローラ通りで、背面の左右には背面グリップボタンもあります。
操作方法
PCにペアリングすれば特殊なキーボード&マウスとしてすぐに認識されます。特殊な設定などはありません。
デフォルトの操作設定はこんな感じです。
右トラックパッドがマウスの移動で、LT/RTがマウスのクリックを担っています。背面にあるLG(LEFT GRIP)ボタンとRG(RIGHT GRIP)ボタンがいわゆる戻る/進むボタンです。また、左トラックパッドがホイールの役割になっていて、時計回りに指をなぞると下、反時計回りで上にスクロールします。押すとホイールクリックです。ここまででマウスの全ての役割がこなせることがわかります。
それ以外の部分は使用頻度が高いキーがそれぞれ割り振られていて、例えばタブの変更に使うCtrl+TabはLB+◀(SELECT)ボタンで行えます。アプリケーションの変更のAlt+TabもRB+◀(SELECT)ボタンで行えます。
なるほどな~という気持ちになってもらえたでしょうか?
あとは、真ん中のSteamボタンを押しながら他のボタンを押した場合に別の操作を割り当てることも可能で、デフォルトでは以下のように設定されてます。
やや使用頻度が下がるかもしれませんが、F11でのウィンドウ最大化、ボリューム変更、メディア操作(前へ、次へ、再生)あたりが行えます。
また、機能が割り振られてないボタンやトラックパッドもあるので、お使いのツールのショートカットキーなどを自由に設定することも可能です。
自分はブラウザ拡張のVideo Speed Controllerを入れてるので、速度変更(0.1倍増加、減少)、10秒進める、などを割り振って便利に使ってます。左トラックパッドを十字キーとして使うことも出来るので、左右を速度変更、下を10秒進めるに割り当ててます。
自分はやってませんが、デスクトップのアイコンなどをよく触る人はWindowsキー+Dキーでデスクトップを表示する機能なんかをどこかに設定するのも良いと思います。
マウスジェスチャーなど
余談ですが、PCの扱いに慣れてる人ほど何でもキーボードのショートカットで操作しがちです。ただ、冒頭に挙げた特殊なマウスなどを使う場合はそれは出来ないので、タブレットやスマホを触るような気持ちで、PCの操作を再定義した方が快適に操作が行えます。
例えば、大抵のブラウザにはマウスジェスチャーの機能があって「新しいタブを開く」「タブを閉じる」「リロード」あたりはマウス操作で行えます。なので、Steam Controllerに限らず、マウスだけで多くの操作を行いたい場合は覚えておくと便利です。
また、ブラウザによってスピードダイヤルやショートカットなど呼び方はまちまちですが「新しいタブを開いたときによく開くサイトを一覧で出しておく機能」も大抵のブラウザにあるのでうまく使うと良いでしょう。デスクトップのショートカットの配置やタスクバーへのピン留めなんかも便利です。
まとめ
最近はあんまり言わなくなってしまいましたが、テレビに繋ぐセットトップボックスが少しだけ流行ってたころに10フィートUIという言葉がよく使われていました。10フィートは3メートル程度です。要するに、テレビが高機能化していく中で3メートル離れたソファに座ったまま複雑な操作をするにはそれにふさわしいコントローラや画面のデザインが必要だよね、みたいな話です。
昨今のAndroidTVでは「十字キーと決定ボタンとキャンセルボタンくらいあればなんとかなるでしょ!」みたいな感じのリモコンが主流でなんだかな~と思ってます。
個人的にはSteam Controllerはとても気に入っていて、素のWindowsでもSteam Controllerだけあればかなり自由に触れます。最初に言った通り、既に販売終了してる製品なので欲しい場合は中古を漁るしかないです。便利なので再販してほしいな~と思ってます。