kazasiki's blog

プログラミングとかVRゲームとか

Theta SC2 を買った

2020年に買ってよかったものの記事でも触れましたが、THETAを買いました。

この記事では使ってみた簡単な印象を纏めてみます。

良い点

まず、カメラの撮影範囲に対象を収める必要がありません。フレーミングを気にする必要がありません。集合写真をとるのに集合する必要がないというのが一番わかり易い例えだと思います。

360°カメラと聞くとなんとなく本体を広い空間の真ん中に置きたくなりますが、別にその必要はありません。きれいに見たい対象物が円上に広がってるドーム上の空間ならまだしも、ほとんどの空間はそうでないので、どこでとってもそこまで見栄えは変わりません。

実際に写真としてみると見るべき対象物は一方に固まってたほうが見やすいです。テーブルに4人で座っている場合、THETAはテーブルの真ん中に構えるのではなく、誰も座ってないテーブルの端の方に構えるほうが良いと思います。

写真や動画はGoogle Photoに保存しています。特に問題なく360°写真を保存できますし、ビュワーも実装されています。動画も同様に保存も表示もできます。知人に共有する場合はLINEも使えるし、表示する機能も標準でついてます。

悪い点

まず、思ったよりも画質が悪いです。カタログスペックは5376×2688ですが、360°カメラなので通常の写真と同等の角度や範囲で考えると圧倒的に画質が悪いです。例えば、360°の一部に写ってる自分の顔を切り取るような見方をすると画質が悪いのがよくわかります。以下の、上位機種だとかなりよくなるらしいですが、流石に高いので買う予定はありません。

普通のカメラは記録内容を確認しながらシャッターをきることが出来ますが、360°カメラはそれができません。スマホでプレビューすることも出来ますが、スマホで見る画面は全体の一部か、かなり歪んでる表示になります。シャッターをきった後であれば、取った写真をスマホですぐに見ることができるので、『写ルンです』よりかはマシだと思います。

欠陥ではなく当然の話として真下やその付近はうまく取れません。自分の手で本体を持ってる場合は腕や手の下は当然隠れるし、自撮り棒でも少なからず隠れます。基本的に困ることはありませんが、例えば料理のおいてあるダイニングテーブルの真ん中にTHETAを構えて写真を撮った場合、テーブルの真ん中付近にある料理はほとんど映らなくなります。

また、360°写真という都合上、(真上に構えない限り)かならず自分が写ってしまうという問題もあります。風景をメインで撮っていてSNSにシェアしてる人などは使いづらいかもしれません。そもそも今のSNSはほとんど360°写真の投稿に対応してないのでそのような使い方はそもそもできないです。

THETAにはプラグイン機能がありますが、SC2のスペックではかなり数の機能は対応してません。基本的には上位機種向けのようです。残念ですが仕方がないですね。

まとめ

常にかばんに入れておいて、外出時に適当にパシャパシャとって、あとから気に入ったものだけをGoogle Photoでアルバムかなにかに入れておく、という使い方をしてます。自撮り棒もセット買ったのですが、そちらはほとんど持ち歩いていません。

フレーミングなどが必要なく不可能でもあるので、写真を撮る楽しみみたいなものはかなり薄れますが、気軽に写真を取るという意味では良いと思います。

そういった用途で考えると画質よりも本体の軽さや起動の速さを重視したSC2から試すのが一番おすすめです。