kazasiki's blog

プログラミングとかVRゲームとか

私のWebからデザインが消えた日

大仰なタイトルにしましたが結論だけ言うと、SafariのReader表示を自動で有効に出来るSafari拡張を見つけた、という話です。

finbarrbrady.com

SafariのReader表示を知らない人に掻い摘んで説明すると、Webの文章をデザインとか全部省いた表示で見れる機能です。

私は基本的に常にReader表示を使ってWebを見ています。MacではSafariのReader表示、iPad miniでもSafariのReader表示、スマホ(Android)でもFirefoxのReader表示です。(対応していないサイトも勿論ありますが、そこは我慢して見てます。)
今まではなんだかんだ言ってReader表示に自動で切り替わってくれなかったので、一旦デザインが適応された画面を見る必要があったのですが、今後はサイトがReader表示に対応していれば自動でReader表示に切り替わります。やったー。

さて、ここまでが前置きです。

私の記憶が正しければ、Reader表示ははじめてブラウザが公式にコンテンツの改変に着手した機能だと思います。StylishのようなCSSの改変や、AdBlockerのような要素の削除はあくまでサードパーティー製のツールとして作られるだけでした。

これはサーバがHTML/CSS/javascriptを生成し、ブラウザはそれらを読み取って表示するというWebの技術設計的に避けられないことです。結局のところ、コンテンツがどのように表示されるかについてコンテンツ提供者は完全にコントロールすることは出来ません。気に入らないデザインは消されるし、邪魔な広告は削除されます。

私はそれはユーザの正当な権利だと思います。なぜなら、ネットワークは有料で有限で、その費用は基本的にユーザも負担してます。スマホがこれだけ普及した今となっては、容量制限があるプランで通信事業所と契約してる人はとても多いはずです。たとえ無制限だったとしても、それは高額な定額料金としてユーザに降り掛かっています。

この画像に1MBの通信費の価値が本当にあるのかなぁとかそういうことをよく思います。